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今どきのレンタルサーバー (共有ホスティング) についてのまとめ

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レンタルサーバー (共有ホスティング) について、2026年においては
サーバーOS に OS 自体にリソース分離やリソース管理機能が備わっている「CloudLinux」を利用しているのが主流となっている。
提供している機能に「リソース割り当て」といった文言が入っている場合は、間違いなく「CloudLinux」を採用していると思われる。

一部事業者によるサービス (ConoHa WING ビジネス、シンサーバービジネス) で「リソース保証」と謳っているものがありますが、あれはサーバーに収容するアカウントの総数がサーバー自体のリソース上限を超えないようにしている (つまりオーバーコミットしない) ため、アカウント毎に設定しているリソース上限をフルに使っても他アカウントに影響を及ぼすことが無いと

それ以外は単に CloudLinux の機能でアカウント毎のリソース制限を設定しているだけなので、制限値を超えるような使い方をすれば制限されるし、サーバー全体のリソース使用状況が上限に近くなると安定しなくなる (まあ CloudLinux が登場する前の、旧来のレンタルサーバーよりかは遙かに安定して動作するが)


それでは、各事業者のサービス内容を見ていきましょう。

ConoHa WING

ここは、Webとメール、データベースのサーバーが分離しています。
殆どのサービスがすべて同一のサーバーで動いていますが、ConoHa WING は各サーバーが分離しているので、安定性の面では良いかなと
ただし、サポート面ではあまり期待できません。時間課金もできてサービスは良いんですけどね…

Xserver / シンレンタルサーバー

ここは、高速なCPUを搭載したサーバーを使用しており、サポートの品質も高い。
初心者にはとりあえず Xserver を勧めておけば間違いないです。

Xserver と シンレンタルサーバーの違いですが、新機能はまずシンレンタルサーバーに導入され、様子を見てから Xserver の方に導入する形となっているようです。
安定と信頼の Xserver か、最新技術のシンレンタルサーバーか
ということのようです。

CORESERVER

ここは高性能・低価格をモットーにしていて、V2プランは本当にコスパが高い。
ただ、取っ付き難いUIをしているため、初心者にはおすすめできない。(慣れれば何でもできてほんと最高、V2プランであればSSL証明書の持ち込みも可能ですし)

V1プランとV2プランの違いは、V1プラン (とXREA) は「LXC」という仮想化技術を使い、1台の超高性能な筐体マシンに仮想的な「サーバー (コンテナ)」を複数用意し、その「サーバー」にアカウントを収容しています。1台の物理マシンに非常にたくさんのアカウントを収容可能なので、その分超低価格で提供可能となっています。こちらは旧来の共用サーバーのため、リソース管理はできないです。

V2プランは今流行りの CloudLinux を採用したサーバーで、リソース管理に対応しています。そのため、V1プランよりも安定的な動作が可能です。
他事業者のサービスとは異なり「CPU割当:300%」というような表記になっていますが、これは CloudLinux のCPUのリソース制限をパーセントで設定している (コア数でも設定できるが、非推奨の設定) だからのようですね。(参考ページ)
V1プランは仕様上リソース管理ができないため「ベストエフォート」と表記されていて、技術的なことを知っている方が見たら、他社よりも誠実な説明をしているな…と感じます。

KAGOYA Internet Routing

ここは、他と異なり「マネージドVPS」です。
OSに CloudLinux を使用しておらず、仕組みとしてはVPSを管理してもらっている形に近いです。そのため、VPSと同等の安定性となっています。
Webとデータベースは同一のマシンで、メールは別のサーバーで動作しています。
メールは安全性・安定性の高い設計です。法人で使うには良いサービスかと思います。

さくらのレンタルサーバ / ロリポップ / heteml

これらのサービスは、旧来の共用サーバーです。
さくらはWebとメールが同一でデータベースは独立しており、ロリポップ と heteml は ConoHa WING と同様に Webとメール、データベースのサーバーがすべて独立しており、安定動作に強いようです。

使ってみた感想

5年くらい前に ConoHa WING を使っていました。
Cloudflare を噛ますのが難しいこと以外はまあ悪くはなかったです。
何回か障害が起こって、サポートが役立たずで大変だった記憶があります。

今は CORESERVER V2 を使用していますが、あそこは取っ付き難いUIをしているが、慣れればほんと快適に使える。
上級者向け機能も盛りだくさんで、共用サーバーとは思えないほど自由度が高い。
SSL証明書の持ち込みが可能なので、Cloudflare を噛ますのが非常に簡単 (最近 Cloudflare を噛ますと不安定気味になるため、直接接続に変えましたが)
しかもPHPモジュールのインストールも自由自在で、ちょっとコツがいるけど php.ini のほぼ全コマンドが書き換え可能
セキュリティモジュールの都合で PHP JIT が使えないことだけが残念なところか

一時期 KAGOYA Internet Routing を試してみたものの、CORESERVER V2 の自由度の高さに慣れてしまったので、不便すぎて3ヶ月ほどで戻してしまった。
(あと何故か知らないけど自分の環境では安定しなかったんだよな…)

さくらレンタルサーバも一時期お試しで使ってはみたものの、自分の環境では合わなすぎて採用には至らなかった。
(使っているスクリプトファイルを動かすとエラーが出て動かなかったんですよね…)
KAGOYAもさくらもメールアカウントの設計が特殊で、慣れるのに時間が掛かる。
特にさくらは制限事項が多すぎて、個人的に使う気になれなかった。
(VPSやクラウドは設計自由度が高いので、VPSやクラウドはおすすめできますが)

Xserver系は使ったことはありませんが、あそこはサポートの品質が良いみたいですね。
初心者にはとりあえず勧めておけば間違いないでしょう。